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アーカイブス(出典不明の記事)

出典不明の記事

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以下にご紹介する記事について。

当ウェブサイトで過去に公開していたもののうち、実物を紛失してしまったために新聞・雑誌名及び掲載時期が判明していないものをおおよその時系列でまとめました。

これらは切抜きやコピーの状態が悪かったため、紙面のデザインを排してテキストと画像のみのデータとして公開していたものです。

歌と踊りの大競演 サマーホリデーショー
キャラクターズ 東京ホリディー 歌う朱里エイコ

日本でより、むしろアメリカでその実力を認められている、朱里エイコ。歌って踊って、芝居のできる貴重なタレント、ザ・キャラクターズ。そして日本が生んだ世界のショー、東京ホリディーらを組み合わせた、サマー・ホリディー・ショーが開かれる。演奏は居上博とファイン・メイツ。

朱里エイコは昭和二十三年、三月十九日生まれの今年二十一才。

アメリカのハリウッドで有名なプロデューサー、トーマス・ボールが来日したとき、多数の中からオーディションに合格、昭和三十九年から二年の契約で、ラスベガスを中心に各地のショー・ビジネスにデビュー、リノ、レイクタホ、ハワイ、シアトル、シカゴ、ニューヨークなどの一流クラブやホテルで活躍を続けた。

とかく、今の日本では歌のうまさよりも、格好のよさがスターの条件になっている感があり、こうした風潮は、わが国のショー・ビジネス界にとっては好ましいことではない。

こうした時、朱里エイコの存在は大きな意味を持っている。

若さからいっても、まだ完成品とはいえないかもしれないが、日本のポピュラー歌手の通念をうち破る、強烈な個性、小柄ながらボリウムのある声、全身で表現するリズム感は、世界のタレントとして通用するユニークなものである。

アメリカの人気歌手の多くは、レコーディングやテレビでも活躍はしているが、それにもまして、ニューヨークやシカゴ、ラスベガスなどのクラブやホテルのステージを大切にしている。直接聴衆を前にして歌い、演じ、語りかけ、聞いている人たちを完全にひきつけ魅了しなくてはならない。お客を楽しませることができなければもうタレントとしてシッカクなのだ。

サミー・デイビス・ジュニア、フランク・シナトラ、ディーン・マーティン、女性ならサラ・ボーン、ナンシー・ウィルソン、リナ・ホーンなどの人たちが、一流とされているのだが、朱里エイコはそうしたショー・ビジネスの本場の荒浪にもまれてきたのである。

ラスベガスではサラ・ボーンと一緒にステージを踏んだという朱里エイコは、歌手は、まず歌で勝負しなければならないという心構え、いわゆる根性があるだけに、今後が楽しみだ。また、競演するキャラクターズは、朱里エイコの母、朱里みさをのキモ入りで結成されたチームで、すでに結成以来八年、テレビ、ステージの活躍は広く知られるところである。女性一人、男性五人のミュージカル・チームで、歌も踊りも抜群のうまさを見せる。

メンバーは、リーダーが原田信夫のほか、紅一点は仲純子、織田功三、西条公彦、須山邦明、安野健二の六人。

原田は、高校卒業後、宝塚で金沢益孝、竹内平吉、タップをジョージ斉田氏に師事。福田一郎に認められて上京、NHKの三十四年度ジャズ部門で「今年の新人」に入賞後歌手としてデビュー。昭和三十六年に、5キャラクターズを結成した。

仲純子は宝塚中学卒業後、昭和三十九年、宝塚音楽学校を卒業、昭和三十九年四月宝塚歌劇団花組で初舞台を踏み、昭和四十四年コロムビア・レコードから「一人の道」「はだしで銀座を歩く」を出した後、キャラクターズのメンバーにむかえられた。織田功三は服部良一に歌を学び、昭和三十七年からキャラクターズに参加している。西条公彦は東京芸能学校を卒業後、安藤バレエ団を経て参加。安野は同志社大を中退してコンボバンドなどを経て、キャラクターズに参加している。

さらに東京ホリディーは制作費一千万円の羽と宝石に埋もれた豪華なグランド・レビューが売りもの。数度にわたる海外公演でその都度好評を博している。【8月9日(土)6時半、600円】

「北国行きで」に賭ける
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朱里エイコ(ワーナー・パイオニア)

日本と外国を行ったり来たりして自分でも迷いに迷っていた朱里エイコの真価がようやく認められはじめたようだ。

昨年十月開いたはじめてのリサイタルの成果は立派なもの。

移籍第一作を売りそこなったワーナー・パイオニアでも、こんどの第二作「北国行きで」ではあの手この手の売り込みは勿論ながら、線香花火の一発ヒットでなく、じっくりと大歌手に育ててゆく慎重な構えを見せている。

朱里みさをの手を離れてオール・スタッフに所属、一本立ちのスタートとあって、本人も「いい加減な妥協はせず、納得のゆく仕事を続ける」と"自分を大事にすること"決意したそう。

真価の発揮できる日の近からんことを。

今年の朱里エイコにご注目ください
歌う朱里エイコ

見捨てられた子のように
作詞 千家和也
作曲 森田公一
編曲 馬飼野俊一

(歌詞割愛)

朱里お別れリサイタル 本場へ一年の修行
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"さよならステージ"でリズムに合わせて派手に踊り、歌いまくる朱里エイコ

三月中旬に日本を出発、約一年間の予定でアメリカへ"歌の武者修行"に出かける朱里エイコが十二日午後、東京・中野サンプラザホールでお別れリサイタル「朱里エイコ オン・ステージ」を開いた。

トム・ジョーンズメドレー、ビートルズメドレー、それにロック…。彼女は幅広いレパートリーを駆使して歌いまくる。持ち歌の「北国行きで」「ジェット最終便」なども歌ったが、ファンはむしろ外国曲を歌いまくる彼女に大喜び。

小さな体で大きなジェスチュア、それが少しも無理なく、ステージを圧倒するようだ。ファンもその辺はよく心得ていて「すてきなあなた」などなつかしいポピュラーから「ジョン・ヘンリ-」「マイ・ウェイ」など新しいものにまで、一曲一曲に盛んな拍手を送る。テレビでは表現できない彼女のステージぶりが、小さな体を大きくみせる。

彼女は、渡米後、ラスベガス、レイク・タホなどのホテルショーに出演したり、CBSテレビ「ジョニー・カーソンショー」に出たり、米ワーナーブラザーズでレコーディングしたりとアメリカでの活躍が期待される。アメリカへのアタックは二度目の彼女、「前回よりも実のあるものに…」とやる気十分。この日のショーはいわばその小手調べといったところだが、最後まで魅力あふれるステージを繰り広げていた。

朱里エイコ・オン・ステージ
歌う朱里エイコ

ラスベガス仕込みのショー

レイ・チャールズ、アダモ、ブレンダ・リー、ニュー・グレンミラー・オーケストラ…。ビッグショーの出演者は一流のエンターテナーばかりだ。

12月2日(金)には、ショーの申し子、朱里エイコが登場する。ラスベガスで鍛えぬかれたそのステージは、すでに定評あるところだ。

ヒット曲「北国行きで」「恋の衝撃」をはじめ「マイ・ウェイ」「ダニー・ボーイ」「フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン」など、曲目はスタンダードからジャズまでバラエティーに富んでいる。

聞き物は、ラスベガスのステージで大いに受けた「AH・SO(アー、ソー)」。ロックと津軽三味線を混ぜ合わせたを曲で、客席との掛け合いがある。

ショーは午後9時とカクテルショーの2回で、各50分。入場は30分前までに。

料金は一人6000円。これには、1テーブルにつきオールド1本(オードブルつき)、税、サービス料が含まれている。