The Staff for CD Issue
栗山章、1995年8月9日の読売新聞・東京版夕刊より
ジャケットについて、バックインレイの裏にLP版の付録だった特大ポスターの縮小版が印刷されていて、透明なケースを通してそれが見えるという面白い作りになっている。
ライナーにはアルバム制作の詳細ないきさつや、LPレコードにはクレジットされていなかった栗山章について、冨田勲と八坂裕子のインタビューを交えて説明している。
このアルバムのアイデアを出し企画をした栗山章は強烈な個性の持ち主だったようで、日本コロムビア、日本クラウン、ワーナー・パイオニアとレコード会社を転々としていたようだ。音楽プロデュースのほか、映像・舞台もプロデュースしており、1990年にワーナー・ブラザーズ・レコードを退職後ニューヨークに移住し、小説を書き続けているらしい。
このCDはウルトラ・ヴァイヴのNEO STANDARDSシリーズとして発売された。このシリーズは60~70年代の未CD化アルバムの復刻や未音盤化楽曲の発掘など、日本のポップスに焦点を当てたラインナップである。
2008年1月26日には、ソリッド・レコード・ダブル・パック・シリーズとして、上田知華+KARYOBIN「樋口康雄作品集」との2枚組セット(型番:DXWP-1004, 価格:¥1,890)で再発売されている。
この音源について。
このCDは国会図書館の新館1階にある音楽・映像資料室で聴くことができます。資料の利用には許可申請が必要です。また、Amazonのマーケットプレイスや、ヤフオク!などを利用すれば比較的簡単に入手できます。